おまんじゅう日記セカンド

おまんじゅう日記がどこかに行ってしまったのでセカンドです。ただの日記です。

凡蔵なかたなは青い空を切り裂かない

 「鈍い男」「鈍い女」とはよく言うけれど、要はただ切れ味の悪い刀ってことなんだとおもう。少なくとも「鋭いやつら」よりは幸せな人生を送っているはずだ。世の中のクソさ、ウンコさなんて目を向けてはいけない。例えば仲のいい友だちがロリペドの性犯罪者であったりだとか、すげぇ手癖の悪いやつで自分の家に招くたびに実は貯金箱から500円玉が消えているだとか、電車で隣に座ってるやつは華美な装飾品やら香水やらヴィトンの鞄を引っ提げてるにもかかわらず三日間お風呂に入ってないやべぇやつだったとか、それが仮に現実だったとして、気づくか気づかないかはその人の幸福度、とかいうものに大きく影響する。知らないフリをするのではない。知らないことが良いのだ。鋭利なかたなは青い空を切り裂くのである。人生字を識るは憂患の始めとかいうし。